【日本一周32日目:5月3日 月曜日③】萩~萩往還を歩く④~
萩往還ウォーキング、ルートマップ04はこんな感じです。
それでは行ってみましょうv
Contents
萩往還Route.04(防長国境〜大内御堀)
板堂峠
萩往還で最も標高の高い板堂峠です。 難所と言われていますがはたして。
なんか良く分からない生き物の鳴き声があちこちから響いてきていてでも姿は見えないから恐怖でした( ´ A ` 。 ) しかし同じペースで後ろについてきているハイキングに慣れている感じのご年配グループは一切鳴き声に触れません。 ということは安全なのか……? じゃあこれイノシシの鳴き声とかじゃないんですよね? 進むぞ?我、進むぞ????
キンチヂミの清水
とっても冷たい水が湧き出ていて、飲むと縮み上がるほどの威力だそうです。 もちろん試していません。
この辺りは落石注意エリアでした。
獣のみならず、落石にまで怯えて進まなければいけないとは……ヽ(;∀;)ノ 恐るべし萩往還。
一貫石
奥の方に岩があります。 少し見えにくいのですが……
お分かりいただけただろうか。
昔、お伊勢参り中の旅人が一貫文(現代でいうと一万円札的な存在)を入れたお財布を、ここで休憩した時に置き忘れて行ってしまったのですが、お伊勢参りの帰りに再び寄ってみるとお金はそのままの状態で置いてあったそうです。 こんな昔話が『一貫石』の名前の由来になっています。
盗られずに残っていたのは信心のおかげだね、とかそういったニュアンスなのでしょうか。
一の坂一里塚
ここがちょうど萩往還の中間地点だったので、その目印として一里塚が置かれていました。 写真は復元されたものだそうです。
六軒茶屋跡
萩往還の茶屋というのは、休憩ポイントの中でも比較的長めに休憩を取っていた場所みたいです。 山道が続いているのですが、この一帯だけ少し開けていました。
ずっと細い道を歩いていたので広いところへ出るとほっとします。
私の萩往還史上最も多くのウォーキング勢と遭遇した場所かもしれません。みんなしっかりとした服装とバックパックといった出で立ちで、私の場違い感が半端なかったです( ´ A ` 。 ) ところであの大きなバックパックには一体何が入っているのですか。
成長中のタケノコを発見v タケノコってどのくらいのサイズまでだったら食べられるのだろうか。
ここにも御駕籠建場。 確か以前に見たところも二個置きだった気がします。
四十二の曲がり
分かりにくいかもなのですが、曲り道です。
ほとんどUターン状態に曲がっています。 こんな感じでひたすらくねくねしていました。 下り道なので気分は爽快です。
そして。
板堂峠、脱出成功ヽ(;∀;)ノ
明るい……。 ほっとするヽ(;∀;)ノ
萩往還天花坂口
振り返って撮影しました。 反対方向から萩へ向かう場合は、ここを皮切りに板堂峠という難所へ立ち向かっていくわけです。 四十二の曲がりとか登りだと辛いだろうなあ……。
子安観音堂(天花子安堂)
少しだけ逸れたところにひっそりと佇んでいました。 地元のおばあちゃん達が井戸端会議をしているような、そんな場所でした。
この先はひたすら車道沿いの道が進みます( ´ A ` 。 )
しかし、山道でない=獣が出ない=食べ物を出しても大丈夫 です。 昨日の反省を生かして、歩きながら食べられるものをコンビニであらかじめゲットしておりました。
普段はお行儀が悪いので歩き食べってしないじゃないですか。 なのでなんかすごい新鮮でした。 パンの他におにぎり2個とお菓子まで食べました。 それを余裕で食べられるだけ長い道を歩いているということです()
錦鶏湖
おもしろい名前ですねv 残念ながら木々や柵が高くてあまり湖を覗けません( ´ A ` 。 )
一の坂ダム
背伸びして覗き込んでこれが限界です。
そういえば今までダムってちゃんと見たことないんですよね。 観光スポットとして遊びに行く方も結構いますし、 私も一度どこか見に行ってもよいのかもしれません。
八坂神社
山口駅が近づいてくると、突然街に出ました。 生活者の方々や車やお店がたくさんです。 ここまでは山道を私服で浮いていたのでやっと溶け込めましたv
石原小路
どうやら歴史のある街並みのようです。
山口ふるさと伝承総合センター
龍福寺
体力が残っていればなあ……ヽ(;∀;)ノ
寄り道をしたら楽しそうなところがいくつもあるのですが、昨日の萩往還から今日は午前中の松陰神社とその周辺、板堂峠がだいぶ足にきています。 とにかく早くゴールしたい気持ちでいっぱいで、萩往還と密接な関わりのない場所はスルーしてしまいました。
十朋亭維新館
無料で一般公開している範囲も広い展示館です。 醤油で商いをしていた豪商の萬代家の所有でした。 それが厚意で山口市へ譲渡され、明治維新ミュージアムと化しているようです。 ARアプリと連動して維新について学べるなど、なかなかハイテクな施設でした。
山口市中心商店街
スタバもあり(笑) 栄えている商店街でした。
怪しいやつらめ…………。
この商店街を抜けるころ、ルートマップによると萩往還を進むか「裏」萩往還を進むかの選択を迫られます。 裏萩往還の方は、お祭りの通り道になるなどしており、地元民の間ではこの道こそ萩往還だろうという認識のある道だそうです。
そういわれてしまうと、やはり裏萩往還の方を歩いてみたい。。。 ということで角を曲がってみました。 普通の住宅街でした。
鰐石橋
通常ルートに合流いたしました。
さらに進みます。
氷上橋
ここまでくればよいでしょう。 と、いうことで……
Route.04、踏破ですv
いやあ、めちゃくちゃ疲れました( ´ A ` 。 ) 所要時間の目安が約3時間に対して、3時間10分ほどかかったと思います。
やはり公式マップの精度はかなり高いと思われます。
板堂峠を抜けてからはほとんど普通の道でした。 特に商店街を出てからはあまり歴史を感じる場所はなく、どこにでもあるような住宅街やら国道沿いの幅の広い歩道やらをひたすらに歩いていく感じです。 山道ばかりというのも辛いですが、平凡な道というのも新鮮味がない分、疲れを感じやすかったように思いますヽ(;∀;)ノ
やはり萩往還はRoute.01がおすすめです。
帰り道
宿へはバスで2時間程かけて帰ります。 途中、米屋町駅というところで1回乗り換えを挟みました。
……名古屋で見たような球体です。
うましかて
コーラと吉田松陰チップスで怠惰になりました。 もう本当に疲労がやばいです。 明日は雨予報のようなので、1日お休みしようと思います。
萩往還を完全に歩き切るにはあと1日必要ですが、私はここで終了とします。 2日掛けて3分の2という結果でした。 軽装でも問題なく歩けることは分かりましたが、帽子は必須です。 でないと熱中症になります。私のように()
幕末に思いを馳せながら昔の道を歩くというのはとても良い経験になりました。 私の場合はハイキング自体にはハマらない気がしました。 これからたくさん歩くことがあっても、それは○○のゆかりの地だからとか風光明媚な場所だからとか、あくまでもその他の目的ありきなのだと思います。
【今日の出費】11,264円
宿泊費:5,500円
交通費:3,500円
食費:1,959円
観光費:305円
山口~防府の萩往還は市街地化も激しいし,萩~山口区間のように意識して保存していないから,魅力は薄いかもしれませんね。私も歩くのならば,萩方面の方が魅力的に感じます。
坂堂峠~子安観音で一番たくさんの人と出会われたようですが,その方達はウォーキンググループではなくて,東鳳翩山登山グルーブの方達でしょう。その区間は東鳳翩山の下山ルートのひとつです。登山ですから装備・服装もしっかりしていますし,ザックの中身も多いのだと思います。ザックの中身はレインウェア,タオル,予備の防寒着やシャツ,食料・非常食,飲み物,コッヘル・バーナー・ボンベ。などでしょうか。
それほど恐れる必要はないかなあ=食べ物・動物。茶屋跡や建場跡のベンチのある所では,普通に弁当食べたり,おやつ食べたりします(笑)。でも,完全単独だとやっぱり怖いので一人では歩かないようにしてますが。そうそう,同行者は同じお名前なんですよ(笑)
Punipunyさん
なるほど、登山の方達だったのですね。 確かに、いつの間にか大勢に囲まれて気が付いたらいなくなってしまっていたので不思議に思っていました( ´ A ` 。 )笑
登山となると、バーナーやボンベを持ち歩いたりもするのですか。すごいです……ただでさえ山道は大変なのに重たい荷物を背負っていくなんてヽ(;∀;)ノ
本当ですかヽ(;∀;)ノ どうしても怖いなあと思ってしまってびくびくしていました。 気休めにスプレーや鈴なんかを持ち歩いていればもう少しリラックスして過ごせたかもしれません。。。
ありがとうございます。
おはようございます。
萩往還、吉田松陰をはじめ幕末の志士、大名までも行き来していた道。
歴史もあり、それなりに整備されていて魅力的な道ですね。
松陰先生と先生がつくのは地元の人はそれだけ親しみをもっていらっしゃるからなんでしょうね。
りかさん記事で行った気分になっていましたが、Route.01だけでも自分で歩いてみたくなりました。熊の出るRoute.03だけは歩きたくないです。
tomabiさん
おはようございます。
歴史の道として歩く想定で整備されているので、雰囲気が味わえると思います。
是非行かれたらRoute.01歩いて見てください! きっとほどよい疲労感だと思いますv
熊、確率としては低いのかもしれませんが、地元の方に脅されてから歩く道のスリルは別格でした……( ´ A ` 。 )
吉田松陰ですが、たしかに、萩の方達にとっては過去の偉人というよりも身近で尊敬できる人物なのかもしれないです。