【お遍路女子一人歩き】23番札所・薬王寺~24番札所・最御崎寺|区切り打ち第4回 1日目《2022年12月》9泊12日③(通算14日目)
こんにちは。絶賛体調不良のりかです。
2023年に入ってから体調が悪くて悪くて……。抜き打ちの厄年ですかね?それか毎年初詣に行っていた地元の神社に今年は行かなかったことが原因ですかね? 毎週更新を頑張っていますが、急に途絶えたらすみません( ´ A ` 。 )
気を取り直して、前回の日記はこちら。
Contents
きよ美旅館
きよ美旅館さんの朝ごはんです。ボリューム満点でした。
おかみさんが塩あめをくれました。しかもわたしが愛用している春日井製菓の塩あめです。ありがたくいただきました。
7時過ぎ、出発します。
まずは前回の区切り打ちを終えた薬王寺におまいりに行きます。
【23番札所】薬王寺
前回はスルーしてしまったのですが、今回は薬王寺の厄除けの階段を有難く踏みしめたいと思います。
女厄坂
男厄坂
この坂には1段ごとに1円玉を置いていくのが厄落としに良いのだそうです。
そういえば前回おまいりした時は1円玉がたくさん置いてあって、ちりとりみたいなものでそれを回収しているお寺の方がいました。今は朝早いのであまり1円玉は置いてありません。
23番札所~24番札所 へんろ道
24番札所 最御崎寺へ向かいます。なんと総距離約77km……( ´ A ` 。 ) いよいよ徳島県を抜けていくわけですが、これまでのへんろ道でダントツ最長ですね。 健脚でも間1泊は掛かるといわれています。
わたしは寄り道予定なので1泊以上掛かってしまいます。
へんろ道には田舎にしては自販機があるほうですが、わたしはCoke ONユーザーなのでコークオン対応機器の時に水分補給をするようにしています。
1本買うごとにスタンプがもらえて、カードがいっぱいになると1本無料なのでとてもおすすめです。 スタンプは、飲み物購入以外にもミニゲームやウォーキングの距離によって貯まっていくので良きです。回し者ではありませんが、絶対ダウンロードするべきなのです。
12月とはいえ、さすが四国。霜っぽいものが降りてはいるものの、東京の12月と比べると寒さがそこまでありません。歩いていて全く辛くなかったです。 というか、わたしが寒がり故にガチガチに防寒をしてきてしまったので暑いくらいでした。
『この先 お遍路さん横断あり』野生動物のような扱いを受けるお遍路一同。
薬王寺を出てから車道沿いの道が続く中、ここで奇跡の出会いがありました。
歩いていると、突然目の前で停止するいかつい車。え、怖い……と思っていたら……。
なんと、わたしが焼山寺アタック前に宿泊した宿 あわらくやさんで一緒になった、ご夫婦で区切り打ち中のお遍路さんでしたv
おふたりは車で四国へやってきて、どこかに駐車して歩いてまわっているのです。既に今回の区切り打ちは終えてちょうど帰るところでした。 飴をたくさんいただきました。
またどこかでご縁がある気がします。
なんだか懐かしい感じがするコインスナックにてひと休み。
地元のおじいさんがお接待として水を買ってくれました。おじいさんの息子、今年の年末年始も実家に帰ってこないそうで、理由は感染症対策と言っているらしいのです。本当に会いたければそろそろ帰って来ても良い頃だとは思いますが、まあ本当に感染症対策が理由で帰れないのかもしれないですし。。健気に待つおじいさんの気持ちを考えると切ない話です。
小松大師
この目印が見えたら、少しだけ坂を登ると小松大師です。
言い伝えとしては、大阪の石工が弘法大師像を彫ったところ、夢枕に立った弘法大師がその石像をここに運べというので運んだのが由来だそうです。 昔この辺りは小松という地名だったのですね。
ポルトむぎ
急に市街地になりました。わたしの立場なんて山里から降りてきた野生動物のようなものなので、突然たくさんの人達に囲まれると挙動不審になってしまうのは歩き遍路あるあるです。
JR牟岐駅の最寄りのスーパーに立ち寄りますv 今日のお宿は素泊まりなので、こちらで食料調達です。
牟岐駅は南国感が強めでした。
ここでこの後の行程をご説明いたします。へんろ道からは外れるのですが、牟岐から行ける『出羽島』という島がありまして、本日はそちらに宿泊してみたいと思うのです。
手羽島は車が禁止されていて、手押し車や自転車を使って生活をしているという、何ともレトロで小さな島ということで楽しみです。
こんな感じで移動します。
あまり観光に注力しているわけではなさそうで、情報はそんなに多くありません。とりあえず公式ホームページをチェックしまして、予約不要のフェリーで移動ができることを確認。
出発は牟岐港から。Googleマップで牟岐港と調べると、出てくるんですよ、牟岐港が。
そして到着したのがこの場所です。
16時発のフェリーに乗る予定でしたが、かなり早めに着いたので13時30分のフェリーに乗れそうです。
特に乗り場らしき場所は見当たらないものの、ローカルなフェリーなのでこんなものだろうなと思い少し散策。 しかしあまりにも人がいないため、何となく白い建物に入り、出羽島行きの乗り場をスタッフさんに尋ねると……。
スタッフさん「ここじゃありませんね……」
ヽ(;∀;)ノヽ(;∀;)ノ
場所、間違えましたヽ(;∀;)ノヽ(;∀;)ノ
Googleマップを見てやってきたことを伝えると、あぁ~……。といったリアクション。同じことをやる人がまあまあいるのでしょう、正しい乗り場への手書き地図を取り出してきてくださり、道順を教えてもらいました。
正しい乗り場がこちらです。
しぬほど早歩きをして約10分で辿り着けました。時刻は12時55分。余裕っちゃ余裕ですが、万が一間に合わなければ16時まで手持無沙汰でしたので冷や汗もんでした。
バックパックに加え、スーパーで大量に買い込みすぎてしまった食料を抱えているため手が千切れそうでございました。
こういう景色が好きですv
乗船者はわたし、地元のおじいちゃんおばあちゃん数名、学校の社会科見学のような方達が大勢でした。
地元のおじいちゃんの中に昔仕事で埼玉にいたという方がいて、おじいちゃんやおばあちゃん相手に埼玉の豆知識を披露して関心されていました。わたしは埼玉県出身なのですが、埼玉にスポットライトが当たることってあまりないので世紀の瞬間に立ち会ったような気持ちでした。まさかしまむらとセイムスの話でこんなにも盛り上がる世界線があるなんて。
船は外にも中にも座席があります。 島民の方は中、観光の方は外ときれいに分かれて乗船していました。
わたしもしっかりと外に座らせてもらっています。
観光客らしく、タイムラプスを撮影しました。
途中で正面におっちゃんが仁王立ちして離れなくなりましたので撮影を中断しております。悪しからず。
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