【女子一人旅】湯河原温泉で癒される一泊二日。《2022年4月》①

久しぶりの旅日記！！！！！！！に、少しテンションが上がっています、りかですｖ

4月22日はわたしの誕生日。というわけで、その週の土日、ご褒美一人旅へ行ってきました。場所は東京都から電車で行ける距離かつ、前から興味のあった神奈川県の湯河原に決定。

初めての温泉一人旅だったので、部屋食ができるこじんまりとしたお宿を選択しました。……というのは建前で、本当はただただ伊勢海老なるものを食べたい欲が強かったので夕食に伊勢海老が味わえるお宿を血眼で探して予約しました。あと口コミに食事の量が多いと書いてあったのでそこにしました（強欲）。

9:00 – いざ出陣。

始発に乗るつもりが始発が出る時間に目覚めるというへたこいたな展開( ´ A ｀ 。 ) しかも昨晩は荷造り中に寝落ちしてしまったので、シャワーを浴びて部屋の掃除を済ませて準備が整う頃にはもう9時。

ちなみに交通は新幹線や特急列車もあるのですが、そこは普通列車でも3時間程とわりと近い都民の味方湯河原駅。速さを重視すると金額も倍くらい差が出てしまうので普通列車でのんびりと向かうことにしました。

12:00 – 湯河原駅へ到着。

東京駅から上野東京ラインで約1時間40分ｖ 湯河原駅へ到着しました。

ちなみに湯河原温泉ですが、万葉集でも詠われた古湯らしいです。詳しくはこちら。

駅前には、手湯！ 手湯って英語だとhand spaなのですねえ。 みなさん、湯河原駅へ行く時はhand spa用のハンドタオルを忘れずに。

とりあえず徒歩で旅館へ向かい、スーツケースを預けた後はまた湯河原駅へ戻ってまいりました。 なんだか、アットホームでとても居心地の良さそうな雰囲気でした。 そんな旅館の紹介は後程ｖ

カフェ ウエスト

食事がまだだったので、駅前のカフェでランチ。 駅周りはチェーンだとデニーズ、その他にはローカルチックなうどん屋さんやハンバーガーショップ、ラーメン屋さんなどがありました。 迷った結果、いかにも喫煙可の雰囲気を漂わせていますが実際は全席禁煙だったこちらを選択。わたしはタバコ吸わないのでとてもありがたいです。

ハムサンドセット1,200円。 結構ボリューム満点。シンプルなお味で良かったです。

さて、これからどうしましょうか。 実は、せっかくの久々な旅行ということで体を動かしたいと思いハイキングを目論んでいます。

しかし一つ問題が。

ここ1年間の平均歩数、0.9km/d…………。

( ´ A ｀ 。 )

あれ、何かデジャヴが……。

【日本一周4日目：4月5日 月曜日】松島→水沢

久々のちょっと長め電車乗車に現時点でそれなりに疲労感を感じているわたし。 日本一周後、またしてもテレワーク生活に戻ってしまっていたため歩き慣れていません( ´ A ｀ 。 ) 疲れたなあとか思いながらカメラの設定をいじり、コーヒーを飲んでいるとあっという間に時間が経ってしまう。

あぁ、湯河原といえば海も近いことですし、もういいや、このまま海岸を適当に散歩して15時早々にチェックインしてしまおう…………。だって旅館の人も海岸散歩おすすめってさっき言ってたもん。。。

しっかりと自分を奮い立たせて、最終的には湯河原駅のバス停へ向かいました。暑いので、コンビニで700mlのクリスタルガイザーを買うのも忘れずに。

13:10 – 南郷山ハイキング。

湯河原駅からバスで『鍛冶屋』へ。 降りるとすぐに五郎神社という神社があります。

立派な木だ。

さて、ここから登頂スタート。無事に辿り着けますように……ヽ(；∀；)ノヽ(；∀；)ノ

南郷山へは3,600mの道のりだそうです。

登山と言いつつも、こんな感じでコンクリートの坂道からスタート。

これが結構きつい( ´ A ｀ 。 )

（これ登頂ムリだろ……もう諦めるか？）と内心思っている頃の一枚です。

街並みと海が見渡せて、とても良い景色。 コンクリート坂道責めが思いのほか辛すぎて、これもう頂上着いたってことでいいんじゃね？という気持ちについついなってしまいます。

しかし初志貫徹。 ここで諦めるわけにはいかない……( ´ A ｀ 。 )

クリスタルガイザーを握りしめて休み休み進みます。 頭の中では牛歩♩牛歩♩というオリジナルソングが流れていました……( ´ A ｀ 。 ) 重症だ……。

いよいよ森の中へ

ここまでずっとコンクリート続きだったのですが、どうやらついに山らしいコースへ突入するようで、少しだけ元気が戻ってきます。

思えば、わたしは坂道が苦手なだけで長距離のウォーキングは苦にならないようなので、森林浴とかが向いているのかもしれません。

このあたりで下り途中のおばあさま2人と出会いました。 わたしが鼻水と汗を垂らして苦しんでいた姿に見かねたのか、とても心配してくれて一人で山登りしていることをやたらと褒めてくれるというイベント発生ヽ(；∀；)ノ

装備、残りHP、全てにおいて向こうは玄人。瀕死状態なのはわたしの方なのですが、なぜか強がり紳士ぶってしまうのが人間（？）のサガ。 気がついたら、

とか言っちゃっていました。 我ながら間抜けだな自分と思いつつも、この出会いがきっかけで登頂を諦める選択肢は抹消されることに。 あのレディ達に登れるんだからわたしに登れんわけがない、うおぉ！

ここ、とても素敵じゃないですか？

まあ実際は虫との闘いですが( ´ A ｀ 。 ) 虫よけスプレーすらしてこなかったポンコツです。 いいんです、こういうものはトライアンドエラーなので。次にこういった機会があればしっかりと用意すればいいんです。

南郷山山頂

14時37分。ついに山頂へ到着ｖｖ

慣れていない人間が歩いて、約1時間30分の道のりでした。

えっと、ここで山頂のパノラマを見てみましょうか……。

…………。

ヽ(；∀；)ノヽ(；∀；)ノ

なんとなくレビューを見る限りそんな気はしていましたが、どうやら絶景目的で登る山ではない様子。 しかしあれですね、ここまで登ってこれた努力がプライスレスですからね。 頂上で少し佇み、息を整えるとやることもなくなったので下山します。

断崖絶壁地獄ウェイ。

下りは登りとは反対のコースを選びました。 ほぼ直角の細い道を降りていきます。

足だけだと当たり前に滑るので右手を後ろについてすりすりと進みます。 手が土で汚れますが背に腹は代えられない……。 今の自分の姿を客観視できたら滑稽で笑えるだろうなあ( ´ A ｀ 。 )

15:20 – 自鑑水

地獄ウェイを下ると、次の目的地への案内が。

ここで補足しておきますが、南郷山全体的に案内表示が少なめなので分かりにくいですヽ(；∀；)ノ 先ほど出会った玄人おばあさまもそうおっしゃっていたので間違いないです。 一応無事に進めていますが、かなり吟味して道を推測しながら進んでおります……。 電波も入らないところが多いので、紙の地図を事前に用意できた方が良さそうですね。

それに比べて萩往還は分かりやすかったなぁ。

さて、この自鑑水という場所は別名自害水とも言い、源頼朝ゆかりの地です。

石橋山の合戦に敗れた頼朝がこの池にたどり着き、自害を決心しましたが思いとどまったという場所だそうです。

①池に映る自分のやつれた顔を見て自害を決心したが、家来に諌められてなんとか思いとどまった説

②池に映る自分のやつれた顔を見て身なりを整えると、そこに平家を打ち破る自分の姿が映ったので思いとどまった説

など複数の説があるようですが、まあとにかく思いとどまったようで良かったですね。

池の水は枯れてしまっていることもあるそうな。

いざ下山、できるのか……？

山の神。

さて、行きとは別ルートを辿って下山したいのですが、ここで『南郷山案内表示少ない問題』のフラグをしっかりと回収してしまいました。 1時間くらい、上の写真のような感じのそれなりに舗装された平坦な道を歩き続けることに……。

足が辛くなかったので、緩やかにそれはもう緩やかに下っている感触はあるのですが、もう夕方なので早く旅館に帰らないと( ´ A ｀ 。 )

このままだと埒が明かないと思ったわたしは、途中で経路のショートカットを決意しまあまあな獣道（）を強引に下りました。 途中、さっと哺乳類的なものが目の前を走って逃げて行った時はさすがにとても怖かったです。

蜘蛛の巣まみれになって泣きそうでした。

これはやっと麓に近づいてきた頃。 この頃には他の人間とも無事に合流して電波も入り心に余裕ができています。

多分この山に登っていました。

16:40 – 幕山公園

なんと、余裕があったら行きたいな……と思っていた幕山公園へ偶然抜けることができたようです。

そろそろつつじの時期でしょうか。（これつつじで合っていますか）

白いつつじもあるのですね。

ほい、入り口に到着です。 わたし、無事に生還できたようです( ´ A ｀ 。 )

最近水の写真を撮ることにはまっております。

まだまだ散策したいところですが、時刻は既に17時をまわりそう。

いよいよ旅館へ急がなければいけなくなってきましたので、バスで湯河原駅まで戻ります。

【バス】森下公園前→湯河原駅

17:45 – 【湯河原温泉】旅館 水月

温泉旅館 水月さん。楽天トラベルで予約しました。 なんと、一番高いプランです。（どや顔）

公式HPだと超豪華海鮮プランというやつで、楽天トラベルの表示名は【一人旅】【部屋食】★超豪華海鮮★伊勢刺・タラバ蟹・鮑踊り焼・サザエつぼ焼き・金目煮付・カサゴ唐揚♪←これです。

バストイレなしの6畳。 どうせ温泉入るし、トイレも同フロアにあるし問題なしです。

とりあえず南郷山を経て汗まみれなのでシャワーを浴びたく、まずは入浴。 お風呂は源泉かけ流しの熱々湯。 男湯と女湯が入れ替わるのですが、洗い場は狭い方で3くらい、広い方で10くらいでした。 浴槽は1つです。

泉質重視らしくて、温泉好きにはたまらんと思いますｖｖ

18:30 – 豪華ディナー

じゃじゃじゃーん。

見てください、これ。 とっても豪華じゃないですか？

女将さんらしき方には、どうせ食べきれないこと前提で、食器は明日の朝に片づけると言われましたヽ(；∀；)ノ （実際は1時間後くらいに食べ終わった分だけ片づけてくれました。） 本当に量が多いので、お腹空かせていった方が良さそうです。 わたしは炊き込みご飯だけどうしても食べられなくてとても無念でした( ´ Ａ ｀ 。 )

個人的に感動したのはアワビの踊り焼き。

ちなみにお酒は持ち込みOKだったので、近くのコンビニで調達してしっかりと飲ませていただきました。

日本一周をしてから旅とは少し離れていたけれど、やっぱり良いもんですね。 たった一泊だけでも幸せです。 こうしてたまのどこかお出かけをこれからも続けたいなあ……。

食事でお腹がパンパンになった後は再び温泉で癒されて、12時にはおやすみなさいｖｖ

こうして1日目が終了。 2日目へ続く。