【日本一周15日目:4月16日 金曜日】新潟→佐渡
こんにちは!日本一周中のりかです。
今日は佐渡島へ移動しましたv 今回の旅で初の島訪問です。
佐渡には世界遺産の暫定リストに記載されている『佐渡金山』があり、これを目当てにやってきました。
暫定リストというのは、国ごとに、世界遺産登録に推薦する予定ですよーという遺産達のことです。日本もいくつかネタを仕込んでいます。 年に一度の会議で推薦できるのは各国一つまでなので、佐渡金山が実際に登録されるのはまだまだ先かもしれません( ´ A ` 。 )
Contents
佐渡汽船ターミナルへ
AM5:00. 新潟港より。
6時発のフェリーに乗りたいが、いまいち流れを掴めていないため早めに向かいました。ドミトリーのお布団、ホテルと違って、友達の実家に泊まっているみたいな心地良さがありました。異常なほどフカフカで暖かかったので離れがたかったです( ´ A ` 。 ) そしてそのお布団のせいで寝落ちしました。
毎晩カメラの写真をスマホに取り込んでいるのですが、大体1~2時間掛かるんですね。その間スマホはカメラのWiFiと接続されているため一切触れません。この作業を待っている間、うっかりベッドに横になって気付いたら朝……。
つまりカメラは一晩中ON状態。
この写真を最後に充電が息絶えましたヾ(;∀;)ノ
…………いや、佐渡金山行くんだよ?スマホカメラじゃいやだよ( ´ A ` 。 ) 島へ上陸したら、チェックイン前だけど宿の人に頼み込んでコンセントだけ貸してもらうか?とか色々考えていたのですが、佐渡汽船は神でした。
待合室に自由電源あり。
しかも、乗車後も数は少ないですがコンセントが使える座席がありました。幸いなことに、他の方は充電しないみたいでしたので到着前にばっちり満タンにできましたv
【フェリー】新潟→両津
外にも出られます。
私は1番下のランクのカーフェリー2等でした。自由席でカーペットとイスがありますが、カーペットの方が人気でした。横になって眠る人もたくさん。
私はイス派です。知らない人達と靴下のお付き合いが苦手なのでヾ(;∀;)ノ あと寝ちゃったら髪ボサボサになりそう。
ばっちり充電中v
チケットはこんな感じでした。
片道2,380円です。
佐渡島へは橋とかないので、必ずフェリーを利用することになります。これが最安値ですよ( ´ A ` 。 )
両津港(佐渡島)
約2時間30分の船旅。無事にとうちゃーく!
ここからの交通手段ですが、佐渡島は絶対に車がおすすめです。電車はありません。バスは本数が少ない上に大回りなので時間のロスが大きいです( ´ A ` 。 ) そして佐渡島は沖縄県の2/3の広さ。チャリも候補から外れます。
さすがの私もレンタカーショップへ向かいましたよ。移動手段が限られているだけあって、お店の候補も幅広いです。ニコニコレンタカーとかいう聞いたことあるやつもありました。そして何度かお店の前を往復した結果、購入したのはこちら。
バス乗り放題2days2,500円。
…………くるまむり。。。。。ヾ(;∀;)ノ
運転は好きなのですけど。永遠に練習期間しています。取得から一年以上経っているのに初心者マークつけています。一人で駐車できる自信がありませんでした。悔しすぎる()
さらにここでモタモタしている間に貴重なバス一本逃しました。
何はともあれ、とりあえず荷物を置くために宿へ向かいたいと思います。今日もゲストハウスですv
基本こんな景色が続く。
ここで嬉しいハプニングがヾ(;∀;)ノ 宿最寄りのバス停から宿までは2km程、割と急な坂道を登らなければなりません。バックパックも背負っていたのでさすがにきついぞ……?と思っていたら、宿の方が通りかかって車に乗せていただけましたヾ(;∀;)ノ
運転していたのは家族で宿の経営をしている女性で、助手席には佐渡へのUターンを考えているという女性。この方が今住んでいる場所は私もめちゃくちゃ馴染みのある都内の某所でした。勝手に親近感。
宿から佐渡金山へのバスまでには時間がありましたので、荷物を置いた後はお二人のお出かけに同席させてもらっちゃいました。
しまカタリ
佐渡UIターンサポートセンターにある雑貨屋さんです。撮影許可いただきましたv
佐渡の形のクリップ。
これ欲しいなあと思いました。普通に使いやすそうなフォルムですよね。
輸入物もありますが、佐渡の方が作った雑貨とか佐渡汽船やトキにまつわる小物などたくさんありました。
佐渡へ移住される方はここにお世話になるんだろうなあ。
私何も買わず。ごめんなさいヾ(;∀;)ノ 今1gをどう減らすかというミッションに挑んでいるのです……。バックパックの中でぐちゃぐちゃにしちゃいそうだし。次があればクリップ買いたいです。
チューリップ畑
チューリップが咲いているかを確認する!ということでこちらへもご一緒させていただきました。
満開でした。可愛いヾ(;∀;)ノ
この子達は球根にして出荷される運命です。短いいのちなのです。
スイセンもありましたよ。
佐渡は自然がいっぱい。虫もいっぱい。
すしや まるいし
ちょうど今日は『まるいし』がやっていて、佐渡金山行きのバス停も近いぞということで、こちらで降ろしていただきました。
まるいしはちょっと高めの回転寿司屋さんです。宿の方いわく佐渡で一番美味しいとのこと。地元民におすすめされたら間違いないですよね。食べるしか。
見てくださいこれ。
のどぐろとアジ。
ネタの良さ伝わりますかね……?
回っているのもあるけど、基本的にはカウンター内のお兄さんに声掛けて注文していくスタイルです。
もうね、めちゃくちゃおいしいのヾ(;∀;)ノ
私お寿司大好きで、外回りの途中に一人で回転寿司寄ったりするくらいなのですが、当たり前だけど100円寿司より何倍も美味しいです。 もちろんチェーンの回転寿司と比較すると高いけど、味と比較したら安いと思います。満足v
バス停から佐渡を撮る。
佐渡金山
コースは2つあります。私はどちらも入れる共通コース1,400円を選びました。
まずは右側の宗太夫坑へ進むように言われます。
佐渡金山は江戸時代、徳川幕府の管轄の下に栄えました。当時としては世界最大規模の金山だったそうです。
高い賃金を得られていた人もいるという一方で、過酷な労働環境だったという話もあります。私はほとんどの人が後者だったと思いますね( ´ A ` 。 ) 特に水替人足と呼ばれる、鉱山に湧いた地下水を取り除く業務にあたる人達は人海戦術のショッカースタイルで短命だったそうです。
佐渡島ですからね。一度島へ入ったら例え家族が外にいても一生出られなかったみたいです。。。
宗太夫坑
こんな感じで人形が当時の様子を再現してくれています。もう見るからに過酷じゃないか( ´ A ` 。 )
たまに人形喋ります。「早く外に出て酒が飲みてえなあ」とか言うので泣いた。
最後、やばい儀式やっていました。
しかも歌っていました( ´ A ` 。 )
上段センターの白いのが偉いやつみたいです。そしてその両脇も見てください。目が描かれた白い目隠しをつけているんですよ。なんのギャグですかこれ。ドンキあたりにこんなアイマスクありますよね?
一周まわっておどろおどろしい光景でした。
こんな感じで山を掘り進めて行ったんです。ほとんどアリの巣ですよね。人間の力すごい……。
この佐渡金山、イッテQで取り上げられたことがあるみたいなんです。
これ!私リアタイで見ていましたよ。
ただこの頃は世界遺産の勉強とかしていなかったので、今この瞬間まであの時のイモトが佐渡金山だとは思いもよりませんでしたヾ(;∀;)ノ びっくり。
当時の人はこんなことをしていたんだよーという感じで、細い穴から金を30秒以内に取り出すというゲームです。クリアできるとなんか貰えます。ちなみにイモトは失敗( ´ A ` 。 ) 相当難しいらしいですよ。
…………というわけでやってみました。
無理ですね、はい( ´ A ` 。 ) 重さ伝わりますかね? この小さいサイズで12.5kgですよ……? 今までに片手で持ったどんなものよりも重いです。 さらに穴がずるくて、絶妙に力を入れにくい位置にあるのです。
こんなのと毎日付き合っていたら腕が持ちません。ここで働いていた方達、すごすぎます。
道遊坑
さて、1つめのコースは見終えました。次は道遊坑コースへ。……自由散策のはずなのに、ここでなぜか係員さんが着いてくる( ´ A ` 。 ) そしてなんか知らんけどめちゃくちゃ急かしてくる。。。
このあとすぐにツアー客が押し寄せてくるから早く進んでくれとのこと。どうやら、佐渡金山をVRメガネで歩くとモンスターが飛び出してくるよみたいな企画が本日スタートらしいのです。
で、その第一弾としてVIPの方達にまずは体験してもらう算段らしいのですが、それがこれから始まるのだとか。
…………あいつらかああ
なんかやっているなとは思ったんですよ。
いや、てかあの、そもそもこれチケット買う前に言ってくれない??ヾ(;∀;)ノ普通に。
私はガイダンス聴きながら写真も撮りながらじっくりと回るつもりで、だからこそ事前に撮影禁止場所はないかも確認した上でチケット買ったんですヾ(;∀;)ノ なのに実際はガイダンスも流れていなく、その代わりにイベントに合わせた不気味なBGMが鳴り響いています。一体ここはどこなんだ、、、
で、係員さんに急かされながら小走りで駆け抜けるという。 管理ガバすぎるだろう……運営よ……
ある意味レアということで、普段はないライトアップを見ることはできました。タイミング的にはすごいです。いらんけど。
モンスターの目?っぽい。
光ってる、、、
あっという間に外に出てしまいました。何だったのでしょうか()
このコースで残された見どころは一つです。そしてこれが佐渡金山のシンボルと言っても過言ではありません。
同遊の割戸
私が暫定リストの中でも佐渡金山に興味を持ったのはこの山の写真がきっかけでした。真ん中でぱっくりと割れていますよね。これは自然の力じゃないのですよ。鉱山を掘り進めて行った結果こんな形になったんです。
これを今から何百年も前の人達が掘ったなんて。今みたいな機械はないから、ほとんど手動ですよヾ(;∀;)ノ 気の遠くなるような時間と作業量です。
さて、佐渡金山前発のバスまで3時間ほど余ってしまいました。待機できる場所もなかったため周辺を歩いてみることにします。イメージとしては、佐渡金山から坂を下って街へ降りていくルートです。そして街からぐるっと海岸線を走るバスに乗って、景色を楽しみながら遠回りして帰ろうと思います。
とはいえ、実は道遊の割戸あたりから雨が降り出していて辛かったですヾ(;∀;)ノ 晴れ予報でしたので傘はバックパックに入れて預けてしまいました。
搗鉱場跡
明治時代に建設されました。が、焼失してしまい、現在残っているのは大正時代に建設されたものの基礎部分のみ。
水銀を用いて金を回収する施設だったそうです。
関東稲荷
これ、あなたなら進みますか?
私は進みませんでした。
ただ雨降っていなければワンチャンでした。
無宿人の墓
金山で働かされていた無宿人達のお墓です。今でいうホームレスですね( ´ A ` 。 ) 勘当された若者など、家や仕事がない人達が連行されて過酷な作業に従事させられていました。
連れてこられるときはどう思っていたのでしょうか。嫌々だったのか、屋根があるだけマシだという気持ちだったのか。
彼らは5年程で亡くなってしまったそうです。
旧相川拘置支所
昭和29年~47年の間に実際に使用された刑務所です。スタッフなどはおらず、自由に見学できるようになっています。
入口のカギを開けて入るのですが「閉じ込められる恐れがありますので見学中は開けたままにしておいてください」との注意書きがヾ(;∀;)ノ ……怖すぎんよ。
壁には見たことない虫がうごめいています。ここ心霊スポットとかじゃないですよね?ヾ(;∀;)ノ
みなさんは幽霊って信じますか?
私は信じていません。でも怖いです。見たことありません。でも怖いです( ´ A ` 。 ) 超能力や占いの類も信じていません。絶対ないと思います。
あ、でも勘は大切にしています。あれは経験からくる推察ですので結構当たります。
ホラーは怖いもの見たさで見てしまうのですが、幽霊なんていないといいつつも後から思い出して怖くなるんですよね。……あれ?
医務室です。
マッドサイエンティストでもいそうな雰囲気です。
独房の様子。
お風呂場にて、この掲示板は当時のままだそうです。
坂をくだる・相川町
相川町は金山の開拓のため、徳川幕府によって作られた職業別の町がたくさんありました。
米屋、味噌屋など細分化されていて、例えば味噌屋町とか今も名前が残っています。
ここは京町通りです。
オーシャンビューv
ここは八百屋町。
石扣町。
金加工の工程を担う職の一つだったみたいです。
北沢地区施設群
ジブリみのあるこちらは明治期に鉱山開発の本部組織が置かれた場所だそう。
近くの展望台。
宿へ
どのみちちょうど良いバスがなかったので、思いきり遠回りしてみました。
こんな海沿いの景色を走る。
地元の中学生男子の会話が面白かったです。「おれ最近シャンパンしか飲んでないわ〜〜」とか言ってました。いや本当なら未成年飲酒だけどな。しかもスパークリングじゃなくてシャンパンとは。
あと、コーラにアルコール混ぜるとか言ってました。コークハイかな?マリブ? 成人したらたくさんお酒飲んでください。
お宿の写真は撮り忘れましたヾ(;∀;)ノ 今回も他のお客さんがいなくて一人部屋でした。
素泊まりだったのですが、1,000円で夕食つけるよーと提案していただいたのでお願いすることに。 お腹いっぱい食べましたv 覚えてるメニューは、お蕎麦、たけのこご飯、ピザ、ほうれん草のおひたし、お味噌汁、ハンバーグ、目玉焼きとベーコン、あとひじきもあったかな……? まだ他にもあった気がします(笑)
ゲストハウスのファミリーの子供たちとも少しだけ交流できて嬉しかったですヾ(;∀;)ノ かわいかった……。
お洗濯もさせてもらいました。
夜中は侵入したカメムシの羽音で目が覚めました( ´ A ` 。 ) めちゃくちゃ音大きいですね、奴。しかも飛びながらあちこちにガンガンぶつかって、その音もまたでかいんですよ。 最終的にどこかにぶつかった後落ちる音がして静かになりましたが、朝起きたらどこにもいませんでした……。 カバンにinしていたらどうしようと気が気じゃありませんでしたが、大丈夫だったようです。
【今日の出費】12,729円
宿泊費:3,400円
交通費:4,880円
食費:3,079円
観光費:1,400円