【お遍路女子一人歩き】9番札所・法輪寺~10番札所・切幡寺|区切り打ち第2回 1日目《2022年11月》3泊6日②(通算4日目)
【10番札所】切幡寺
切幡寺はちょっとだけ大変なのです。
坂道と階段が多く大荷物だとしんどいため、お接待として荷物を置かせてくださるお宿?お店?がふもとにあったりします。わたしは今回荷物をロッカーへ預けているので特にお世話になることはなく、ちゃきちゃき進みますv
少し長めの坂を登りきり門をくぐるとまずは駐車場。
門の裏側には立派な石が。
すごく惹かれる……。と思って近づいてみたら倉庫でしたヽ(;∀;)ノ わたしの感性って……。
駐車場から本堂までは階段を登って行きます。
これより333段……ということで少しだけしんどそうです( ´ A ` 。 )
手水舎
踊り場にある手水舎にはいちごのお地蔵さん。お地蔵さんのよだれかけには「こどもを守る」という意味があるようです。
手を清めたら残り234段。あと一息です。
本堂
なんと、切幡寺では恐らく7番の十楽寺以降の……
ハート!
ハート!!
ハート模様があふれていました。かわいいのう( ´ A ` 。 )
本堂は鐘ではなくてジャラジャラと鳴らすタイプでした。
これの名称が、分からない……ヽ(;∀;)ノヽ(;∀;)ノ
切幡寺ではとても若いお遍路さんに遭遇しました。中学生くらいの女の子2人組で、お父さんかおじいさんらしき男性が保護者としてついていましたが、黄色い本の解説を読みながら初々しくおまいりしていてとても微笑ましかったです。
はっ……お接待ってもしかしてこういう時にするのでは?とふと思いました。でも渡せるものって塩あめくらいしか持っていないし、見ず知らずの大人女から笑顔で塩あめを渡されたらさぞ不気味だろうなあ……。とこうして何もできないわたし。
はたきり観音
この山麓に機を織る乙女がいた。
ここで修法していた弘法大師は、結願の7日目、綻びた僧衣を繕うために布切れを所望された。
乙女は、織りかけていた布を惜しげもなく切って差し出した。大師は、この厚意にたいへん感動し、「何か望みはないか」と尋ねた。
乙女は「亡き父母に代わり、観音様をつくってお祀りし、わたしも仏門に入って精進したい」と願いを告白した。
大師はつよく心を打たれ、さっそく千手観音像を彫造し、乙女を得度させて灌頂を授けた。乙女はたちまちのうちに即身成仏し、身体から七色の光を放ち千手観音菩薩に変身した。
https://88shikokuhenro.jp/10kirihataji/
とのこと。「女人即身成仏の寺」として、女性からの人気が高いのだそうです。
大塔
大阪の住吉大社から移築してきたものなのだとか。徳永家康のすすめで豊臣秀頼が建立したということで、国の指定重要文化財に認定されていました。徳永家康と聞くとなんだかとても大層なものに思えてきますね。
【10番札所 奥之院】八祖大師
大塔の脇道から奥之院へ。途中獣避け?のゲートをくぐっていくのでスリル満点です。獣避けといえば、人生で初めてこれに出くわしたのが萩往還。戦々恐々だったなあ、と当時を思い出しながら山道を登ります。
小さな建物を発見。
こちらが奥之院ですv
八祖大師というのは、日本における真言宗の歴史に携わった8名の祖師のことです。空海……弘法大師は8人目に加えられています。
最後に、ご納経。
後から知ったことなのですが、切幡寺は奥之院の御朱印もいただけたみたいです( ´ A ` 。 ) そのような説明が書いていなかったのでうっかりスルーしてしまいました。ご所望の方は納経所の方へ自己申告した方が良いかも。
宮毘羅大将は、奥之院の御朱印がいただけることを知っていたのでしょうか。「あーあァ。」とでも言うかのように目を逸らしています。
切幡寺を後にしまして、いざ行かんv
時刻は15時。今日はギリギリ藤井寺まで行けるような行けないような……。
焦らず楽しみながらすすみたいと思います。また次の更新で。
あでゅー。
そうそう!9番札所の法輪寺さんって、小さいお寺なんだけど雰囲気すっごくいいお寺ですよね!
そして藤井寺のつぎはいよいよ「へんろころがし」ですね~!
おおにしさん>ありがとうございます!やはりそう思われますか。丁寧に管理されているお寺は傍から見ても良い雰囲気が伝わりますよね!
へんろころがしは戦々恐々でした……((((;゚Д゚))))