【お遍路女子一人歩き】4番札所・大日寺~7番札所・十楽寺|区切り打ち第1回 4日目《2022年9月》3泊6日④
【6番札所】安楽寺
安楽寺へ到着しましたv 安楽寺は温泉が万病に効果のある温泉が湧き出ていたと言われていて、温泉と宿坊で有名なお寺です。実はわたしも、台風襲来前の計画ではこちらに宿泊する予定でした。
もう一度訪問して宿坊するかは絶賛迷い中( ´ A ` 。 ) 気持ち的にはもう満足した気もしますが、せっかくなので……というのもあります。
多宝塔
多宝塔の周りに四国八十八箇所のお砂が埋められてあるため、一周するとお砂ふみができるそうです。
本堂
こちらに納経所もありますので、一旦おまいりしたあと大師堂へ行ってまた戻って来るパターンです。
金の温泉
銀の温泉
温泉かあ。こうして目の前にするとやっぱり一度泊まって安楽寺の温泉に入りたい気もしてきました。
大師堂
安楽寺の大師堂には『弘法』ではなくて別の言葉が書いてありました。 なんと読むのでしょうか。遍路殿??
おまいりの後は納経も。 書いてくれたおばあちゃんが怖かったですヽ(;∀;)ノ
安楽寺は霊山寺とはまた違った方向で商売っ気がある感じでした。 温泉が売りということで入浴剤を販売しており、わたしも記念に一つ購入v さらにガチャガチャがあったので思わず回してしまいました。
宮毘羅大将という神様らしいです。頭に乗っているのはねずみ。
この子を見ているとじわじわと可愛らしく思えてきてお気に入りになったのでお遍路の相棒に認定します。おめでとうございます。
安楽寺を堪能した後は次の札所へ歩き進めます。
熊野神社
へんろ道は基本的に昔の道を歩くので、寺社をよく見かけます。 こちらの熊野神社は黄色い地図にも載っており、神社自体もとても良い雰囲気でしたが、道の分岐点になっており方向音痴的には一種のトラップなのでお気をつけください。
野望ですが、わたしがお遍路事業に関われたらGoogleマップの要領で使えるへんろ道のマップアプリをぜひともリリースしたいです。最短ルートを算出するのではなく、黄色い地図掲載の昔ながらのルートを抽出します。
さらに奥之院、番外、別格諸々も併せておまいりしたい人向けに、チェックボックスでマップに追加できる機能も搭載します。 遍路宿も集約してアプリで簡単に予約できるように。 海外の方向けに英語版もリリーs……そんなんできたらやってるよって声が聞こえた気がするのでこの辺でやめておきます。
【7番札所】十楽寺
十楽寺へ到着ーvv
本日そして第1回目の区切り打ち最後の札所です。 十楽寺の大きな特徴は、門の内部へ入れること。
左側の縁結門から入ると縁結び、右側の縁切門から出ると縁切りのご利益があるとされています。わたしはそもそも切っても切れる縁がない状況だったので当たり前に縁結門から入りました。
登っていくと、藍染明王さんがいらっしゃいます。
この辺りの地域、たらいうどんが名物らしいのですが、その中でも「恋成たらいうどん」なるものがあり……それを注文した時についてくる箸袋をこちらへ供えるそうです。
このくだりはアニメのおへんろ。でやっていたのでぜひ見たいただきたいですが。 十楽寺が良縁のご利益があるお寺ということなので全体的にキラキラしていました。
こちらのイラストは学生さんが描いたそうですv
何枚かのイラストがストーリー仕立てになっていまして、こんな感じでお遍路姿の男性に女性が出会って最終的には一緒にお遍路するみたいなストーリーです。
ねええええええこんな若くてかっこいい人お遍路にいないんだよ゛お゛お゛お゛!!!!!!!
でも徳島の学生さんが描かれたということなので、もしかしたら実際にこういう人をたくさん見かけているからこのイラストが生まれたのかもしれない…………そうでしょ、ねえそうなんでしょ……
絵がとてもきれいだったのでもしポストカードとかあったら買っていました。みなさんもぜひ見に来てください。
帰りは登ったのと反対側にある階段を降りて、縁切門から出ていきます。
一応縁切門からも入ってみて縁切りもしておくか、と思いましたが、やっぱりやめておきました。
わたしがこの中でもだもだしている間、ずっとわたしが出てくるのを待っていた風の年配のご夫婦がいらっしゃいました。同じタイミングで到着した方達だったので結構お待たせした気が……入ってきてくれたらすっと出たのにすいまっせん。。
本堂
よく見ると、灯篭の部分がハート型。
これがとても可愛いんですヽ(;∀;)ノヽ(;∀;)ノ
大師堂
こーぼー。
治眼疾目救歳地蔵尊
眼病平癒のご利益があるとのこと。 コンタクトレンズが手放せない上に1日中パソコンとにらめっこなので、目の健康を祈っておきました。
本日は9月20日、少しだけ紅葉が始まっているようです。
十楽寺でも無事に納経完了。
最後に、縁結びのお寺ということで今回はおみくじを引いてみました。 ……特筆することもない良くも悪くもない結果でした( ´ A ` 。 ) おかげで宮毘羅大将もこのすっとぼけ面。おい、ちゃんとこっちを見んかい。
これにて今回の区切り打ちは終了。少し歩いて、最寄りのバス停から徳島駅へ戻りました。
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いつも楽しく拝見しております。僭越ながら、疑問に思われていたことにお答えさせていただきたいと思います。
すでにいろんな方からご指摘があるかと思いますが、安楽寺の大師堂の扁額に書かれているのは、「遍照殿」という文字です。弘法大師空海のことを「遍照金剛」とお呼びしており、大師堂で「南無大師遍照金剛」と唱えるのも、「弘法大師空海に帰依します」という意味ですね。
「照」の字をばらしてみると、「日」「火(れっか。下の四点)」「召」の三つの部分から成っています。ですので、部分の並べ方が変わっていても、同じ字になるのです。鑑真の「鑑」も、「鑒」の字が使われていることもあります。
以上、高校教師のうんちくコーナーでした。
鷹山南坊さん>コメントありがとうございます!
教えていただきありがとうございますヽ(;∀;)ノ 字をばらして並べ方が変わっても同じ字になることがあるというのは初めて知り驚きです😳
高校教師をされているのですね、勉強になります……!